デイサービス長老大学

高齢者の皆様と共に未来をつくる。デイサービス 長老大学 のブログです。


戦場体験証言集会・シンポジウム(9/4大阪・中之島公会堂)に長老大学介護スタッフが登壇します。

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こんにちは。
デイサービス長老大学 代表の澤本洋介(@sawamoto482)です。

来月9月4日に大阪中之島公会堂で開催される戦場体験証言集会・シンポジウム第二部「あなたにもできる!身近な体験談の聞き歩き」に、デイサービス長老大学スタッフの太田さんが登壇しますのでお知らせします。

このたび、主催者の「公益社団法人マスコミ世論研究所戦場体験放映保存の会」様よりシンポジウム登壇のご依頼をいただきました。

デイサービス長老大学は、「高齢者の皆様とともに未来をつくる」 をモットーに活動しています。

長老大学の「聞き書き介護」について多くの皆さまに知っていただきたいという思いと、このシンポジウムの趣旨に賛同すること。そして、この運動の「どこの政党とも、どんな政治的主張とも無関係」というスタンスから、登壇のご依頼をお引き受けいたしました。

 この保存運動は、あくまで体験者の「生の声」を真正面から記録します。「無色・無償・無名」を唯一の原則として、それぞれの考え方や立場を尊重しあいながら、ただ戦場体験を語り継ぎ・記録するという一点で手をつなぎ合い、たいせつな歴史として記録しおきたいと願っております。 

戦場体験史料館 museum of memories on the battlefields WW2

 

私達は、ご利用者の皆様から昔の暮らしや仕事についてのお話の「聞き書き」を毎日行っています。
しかし私達は、ご利用者さんの精神的な負担を考え、戦争などの辛い記憶について、積極的にお話を聞き出すことは行っていません。


しかしそれでも、昔のお話を聞き書きしていると、どんな話題からも戦争のお話につながることが多くあります。

好きな食べ物の話からでも、学校のころの友達の話からも、戦争の話につながることは少なくありません。
積極的に聞き出していなくても、戦争体験に関する記録もかなりの量となっています。

 

皆様ご高齢ですし、日によってお話の内容が違うこともあります。
生まれ年から計算して、記憶違いではないかと思われることもあります。
戦時中にもかかわらず、子ども達の無邪気な話に笑ってしまうこともあります。
日本軍の便衣斥候の話や、軍用犬の特攻の話など、はじめて知る凄惨な話にうろたえてしまうこともあります。


主催者の方からは、

  • 現場での聞き取り活動の実践方法とその魅力
  • 聞き取りの内容
  • 「話す人」と「聞く人」との関係性や内面に起こる変化
  • 活動を一般化していく上での課題

などについて話して欲しいとのご依頼をいただきました。

 

聞き取りの内容については、もちろん、ご利用者ご本人とご家族のご同意を得たもののみお話しします。

 

当初、主催者様から私(澤本)宛に登壇依頼をいただきましたが、私よりも実際に聞き書き介護を実践しているスタッフの方が適任と考え、太田さんにお話を振らせていただきました。

太田さんは設立当初からのメンバーで、入浴・排泄・食事介助などを行いながら、聞き書きにも積極的に取り組んでくれているスタッフです。

 

chouroudaigaku.hatenablog.com

 

前回のシンポジウムの登壇者は、歴史社会学者・小熊英二氏、文芸評論家・川村湊氏、毎日新聞社記者・栗原俊雄氏と著名な皆様だったそうです。

そして、その3名のディスカッションから、

学者やジャーナリストなど「特別な人」だけが聞くのではない、「話す人」「聞く人」の裾野を出来る限り広げること

という話につながり、私達のような一般人の介護職にバトンが回ってきたことのようです。

戦争体験者の多くが要介護状態となっているであろう現在、戦争体験の聞き取りについて、介護職という立場はたしかに大きな役割を持ちうると思います。

私も第一部の平均年齢91歳の証言集会にもとても興味がありますので、会場に向かうつもりです。

入場無料です。
ぜひ多くの介護関係の皆様にもお越しいただきたいと思っています。

 

※「どこの政党とも、どんな政治的主張とも無関係」のシンポジウムでも、大勢の人が集まる場に色々な勧誘があることは、たまにあることだと思います。
私も学生時代に「新聞を読み比べる勉強会」に参加した際に、政治系サークルの人達から執拗な勧誘を受け嫌な思いをしたことがあります。
慣れていない方は、お友達とご一緒にご来場されたら安心かもしれません。